
生産者
赤津 弘恭
いわき市錦町南城30-1
鮫川沿いの水はけの良い土壌を生かし、
60年以上「いわきねぎ」を生産する大ベテラン
この生産者について
農業高校を卒業後、会社勤務を経て家業の農家を継承。以来60年以上、ねぎを中心に生産をしています。現在は年間を通じてねぎを出荷している他、夏はトマト・ピーマン・ナス、冬はブロッコリー・白菜など、季節ごとに様々な野菜を生産。現在は、ブランド力向上・栽培技術の共有・市場への安定供給・後継者育成など、ねぎ栽培に関わる様々な課題解決と振興のために活動している「ねぎ部会」菊田地区の副会長を担っています。
写真
鮫川河口に近い河川敷の畑を継承し、60年以上も「いわきねぎ」を生産している赤津さん。
川沿いの水はけの良い土壌は、ねぎの栽培に最適なのだそうです。
こちらは定植前のねぎの苗。
赤津さんは種から苗を育てており、発芽後約60日で定植を行います。
菊田地区は、いわき市内でも随一のねぎ生産量を誇っています。
水はけの良い土壌に加え、たい肥や石灰などで栄養たっぷりの土づくりを行っている事が、高い品質と生産量を維持している理由です。
約30cmの高いうねが「いわきねぎ」の長い白根を作り出しています。
収穫の際は、その高いうねを崩すところから始まります。
ねぎを傷つけないように土を取り除き、元気に根を張ったねぎを引き抜きます。
さらさらと飛び散る土の様子からも、水はけの良い土壌である事が伺えます。
シャキッと元気な「いわきねぎ」に、赤津さんもニッコリ。
長く伸びた根がたくましく育った証拠です。
収穫の最盛期には、軽トラックの荷台一杯のねぎを収穫するそうです。
自宅の納屋での出荷作業。長い根を切り、余分な外皮を取り除きます。
エアコンプレッサーの圧縮された空気で、ねぎを傷つけることなく外皮を吹き飛ばしていきます。
数本のねぎをテープでまとめ、スーパーで並んでいるいつもの姿になります。
真っ白でつやつやの白根の部分がとっても美味しそう。
「いわきねぎ」は白根部分の長さに基準があり、秋冬ねぎで30cm以上、春夏ねぎで25cm以上と決まっています。
赤津さんは、ねぎ以外にも、季節ごとに様々な野菜を生産しています。
こちらは大きく育ったブロッコリーと白菜。
夏には、トマト・ピーマン・ナスなどを生産しているそうです。
ねぎ生産を始めてから60年以上。大ベテランが手掛けた「いわきねぎ」の美味しさを一度確かめてみませんか?
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