
生産者
松﨑 正一郎
福島県いわき市三和町差塩字舘下1
三和の清らかな水と澄んだ空気が育む「ひとめぼれ」
自然とともに、50年余りの経験を生かした米作り
この生産者について
いわき市三和町で代々続く農家に生まれ、稲作を中心とした農業を営む松﨑正一郎さん。米を作り続けて50年余りになります。「特別なことは何もしてないよ」と笑う松﨑さんですが、水田を潤す小玉川の清流と、豊かな自然環境に恵まれた中で、おいしいお米を育てています。
生産者情報
| 生産者 |
松﨑 正一郎 |
|---|---|
| 住所 |
福島県いわき市三和町差塩字舘下1 Google map |
| 電話番号 |
0246-86-2807 |
| 補足情報 |
情報は取材時(2026年9月)のものです。 |
情報提供当時と現在の情報が異なる場合がございます。ご了承ください。
写真
松﨑さんが作っている米の品種は「ひとめぼれ」です。三和町内でも比較的標高の高い場所に位置する差塩地区では、寒さに強いとされるこの品種を作る農家がほとんどだそうです。
「ひとめぼれ」は、「コシヒカリ」と「初星」を掛け合わせた品種で、優しい甘みと、ふっくらとした柔らかい口当たりが特徴です。冷めてもおいしいことから、お弁当やおにぎりにも向いています。
「何代目かはもうわかんねぇな」と話す松﨑さんは、代々農業を営む松﨑家の長男として、この地で生まれ育ちました。農業高校を卒業後に就農し、お父さんとともに米を育て、やがて後を継ぎました。現在、約2ヘクタールの田んぼを管理しています。
自宅の周辺に点在している田んぼは、場所によって水はけの状況が異なるため、それぞれに合わせた水管理が一番難しいそうです。「水通しがいいところもあれば、ぬかるみやすいところもあるから。水の加減は父親から教わったり、あとは長年の経験だっぺね」と松﨑さん。猛暑が続いた昨年の夏は、水を例年より多めに流すなど、温度を下げる工夫をしました。
米作りは、田起こし、畦塗り、代掻き、苗の種まきといった準備から始まり、田植え、除草、水管理、害虫消毒などを経て収穫に至ります。一番大変なのは、土作りなど田植え前の準備だそうです。「そこをきちんとやっとかないと、全体がだめになっちゃうから」とのこと。
近年はイノシシやハクビシンなどによる獣害被害も増えてきているとのことで、田んぼの周りに電気柵を施すなどの対策をしています。それでも、獣害は年々増えているそうです。
収穫の日を翌週に控え、稲穂の状態を確かめる松﨑さん。9月の大雨の影響はほとんどなく、今年もいい実りが期待できそうだと、ホッとした様子でした。収量は年によって違いますが、平均で約480キロ、8俵の収穫があるそうです。収穫した米はJAに出荷しているほか、知人に販売しています。親戚である平のカレーショップ「カリー工房」にも卸しており、そこでは松﨑さんのお米を食べることができます。
専業農家である松﨑さんの畑では、自家用の野菜が育てられており、ビニールハウスの一つにはオクラやトマト、キュウリなどの夏野菜が植えられていました。ほかにも、ジャガイモや白菜、大根など、季節によって種類を変えながら旬の野菜を作っているそうです。
自宅の敷地内に立つビニールハウスの中では、色とりどりのトルコキキョウが花を咲かせていました。40年ほど前、稲作のほかに花きの栽培も始めたそうです。取材時は6種類ほどのトルコキキョウが出荷の時期を迎え、ハウス内を優しい花の香りで包んでいました。
米作りの大きな喜びは、やはり収穫のときだと話す松崎さん。「今年はたくさんとれたなぁとか、品質がいいなぁとか、思えるときが一番うれしいね」。
稲刈りなど田んぼが忙しいときは息子さんの手伝いもあるようですが、米作りも野菜作りも、普段は奥様との「二馬力」でやっているそうです。これからのことを伺うと、「元気で、できる限り長く米作りを続けたい」との答えが返ってきました。自分たちの畑で作った新鮮な旬の野菜を食べ、農作業で体を動かし、汗を流す、そんな日々の暮らしこそが、健康の秘訣なのかもしれませんね。
栽培している野菜
栽培野菜を提供している飲食店
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